「許すって一体どういうことなんだろうなあとつくづく考えています。」
これは、今回の「恵子の郵便ポスト」でお読みしているお便りのなかの一節です。
このかたは、同居しているお姑さんの仕打ちにじっと耐え続けてこられ、でもついに「私の心は切れてしまいました」と…。
人を許すこと。
キリスト信仰の大きなテーマのように思います。
些細なことで傷ついたり腹を立てたりする私たち。
でも、些細なことであれば、「許す」というよりは「水に流す」という形で忘れていくことができるかもしれません。
けれどももし、ひどい仕打ちをし続ける人がひとつ屋根の下にいたら…
このかたへの吉崎恵子からの声のお返事、「許せるように祈りましょう」とは言わず、「私は、どうぞ神様許せるように愛をください、などとは安易に祈れません」と…。