「初心忘るべからず」とよく言いますが、
時々、聖書を読み始めて間もないかたのお便りをとおして、
すっかり忘れていた初心にかえらされることがあります。
今回の「恵子の郵便ポスト」のお便りが、まさにそんなお便りです。
何度読んでも意味がわからなくて
「そうなのかなあ」「どういうことなんだろう?」
と不思議に思っている・・・
そういうふうに、素直に「不思議」と思えること。
それを正直に言葉にできること。
聖書を読み慣れてしまったことで失ってしまった
とても自然な感覚のように思いました。
実際、聖書は本当に「不思議」に満ちているのですよね。
このかたはお便りの中で
マルタとマリアとラザロがうらやましくてなりません。
ともおっしゃっているのですが、
私はむしろ、素直にそう言えるこのかたがうらやましくてなりません。
そして、このかたの単純な祈りにハッとさせられます。
こんな私はまさに「お願いです。イエス様にお目にかかりたいのです」と祈るしかありません。
ただまっすぐに聖書と真向かう時、
初めてでも、何度読んでいても
こう祈るしかなくなるのではないか・・・。
そう思いました。