「何かを大切にするために、何かを放棄する」
番組「信仰者の時空」の中で川村神父様の語ったこの言葉、
キリストを信じて生きるとは何かを示しているように思いました。
1578年、右近が仕えていた荒木村重が起こした、織田信長への謀反。
しかも信長は右近に村重の説得を命じ、「失敗したらキリシタンを皆殺しにする」と脅しにかかるという…
言ってみれば、会社の社長と直属の上司とが対立し、自分はどちらにつくかの選択を迫られ、加えて社長からのパワハラを受け…というような状況でしょうか。
その時、右近が自ら下した決断は…。
逆らいようのない巨大な権力に翻弄されながら、しかしそこからまったく自由であったキリシタン・高山右近。
彼が大切にしたもの、そしてそのために捨てたものとは何だったのでしょう。
信仰者の時空―キリシタン・高山右近の歩みから
川村信三(カトリック・イエズス会司祭、上智大学文学部史学科教授)
毎月第二金曜日更新
第4回「高山右近の葛藤―キリシタンとしての自覚の高まり」
番組特設サイトの「キリシタンの史跡を訪ねて」コーナー、今回は五島特集です。
江戸時代後半、弾圧を逃れるため大勢のキリシタンが移住したと伝わる長崎県五島列島の教会、史跡をご紹介しています。
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