体と心の性別に違和感が…

「FEBC様にしか御心を教えていただけるところがないように思えて思い切ってメールをします」
という件名でお送りくださったお便りをご紹介します。

Rekoと申します。

神様は人を男と女として創造されたとあり、教会でも、信徒を「兄弟」「姉妹」と呼んでいます。
私は体は女性ですが、子どものころから心には男女両方の性別があると認識しています。
なので、女性のレッテルを貼られるのが本当に辛いです。
 
でも、聖書のどこを見ても、それは男と女の世界であり、私のような心の性別違和感に寄り添ってくれる聖書の言葉が見つかりません。
こんな苦しみを感じながら教会に行くのは辛く、なんでこんな私が神様に選ばれてクリスチャンになってしまったんだろうと思います。
 
牧師や一部の教会員に勇気を出してこの悩みを話しましたが、「あなたの罪は許される」というような言葉しか返ってきません。
私だって、本当は純粋に女でいられればどれほど楽だったでしょうか?
それが難しく体に嫌悪感があるのに、こんな苦しい心を「罪」とされるなら、なぜ神様はあえて私の心に「罪」を植え付けられたのでしょうか?
 
クリスチャンにならなければ、もう少し自由に生きられたようにも思います。
でも、イエス様は私の手を離しません。
だから教会にたまに行きます。でも孤立感しかありません。
 
辛くて祈っていたらFEBCにお手紙することが導かれて書きました。
私が神様と安心して繋がれる御言葉をいただきたいです。
あと、こんな私を造られ、そして救ってくださった神様の計画がどこにあるのか知りたいです。

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Rekoさま

メールをありがとうございます。
こうしてお書きくださったことも、どんなに勇気のいることだったかと思います。

 

持って生まれたご自分の性が辛くてたまらない、
教会に行くと、聖書を読むと、
かえってその辛さが大きくなってしまうのですね。
思い切って教会の方々に打ち明けたけれど、
こんなに苦しんでいるのに「罪」と言われてしまって、どんなに失望されたことでしょう。

もう本当に独りぼっちで、ご自分の居場所がどこにもない、
辛くて祈っているときに、FEBCにお手紙しようと導かれたとお書きくださって、
私も本当にそうだと思いました!
Rekoさんの手を離さないイエス様が、どんなにRekoさんを愛しているか知ってほしくて、導いてくださっている、
そう思います。

ご自分に寄り添ってくれる御言葉が見つからないとお書きくださいました。
でも本当は、聖書はRekoさんへのイエス様の愛でいっぱいです。

聖書に出てくる、目の見えない人、足の不自由な人、重い皮膚病の人も中風の人も長血の女も、
自分でも辛くてどうすることもできない上に、
当時は、生まれ持った障害や治らない病気は「罪の結果」と思われていて、
誰にも自分を認めてもらえない孤立感でいっぱいだったと思います。

でもイエス様は、その障害や病が罪の結果かどうかなんていうことではなくて、
ただその人自身を見つめてくださり、
その人の悲しみと孤独を深く憐れんで、
その人をその人として愛して、友となってくださったのだと思います。

それは単なる同情や一時的な気休めではなくて、
自分でどうすることもできない悲しみと孤独を、イエス様ご自身がその身に引き受けてくださった。
それがイエス様の十字架です。

イエス様はそれほどに、Rekoさんが一人で抱えてきた悲しみと孤独をイエス様ご自身のものとしてくださるほどに、Rekoさんとひとつになってくださったのですね。

教会は、性の理解が一般社会以上に遅れていて、男か女という性別以外は認めることのできない方々も結構おられます。
そのために、イエス様の救いを求めて教会に来たかたを孤立させてしまっていることを本当に申し訳なく思います。

今、本当に少しずつゆっくりとではありますが、性的少数者の方々が安心して教会に行けるよう、理解を求める活動をする方々も出てきています。
それでも壁は厚くて、まだまだ時間がかかると思います。

でも、イエス様はもうとっくにその壁を超えて、いえ、イエス様には最初から壁なんてなくて、自由にRekoさんに近づき出会ってくださいます。
人が作った壁に傷つくことがあっても、どうかRekoさんとひとつとなられたイエス様と出会い、イエス様がどんなにご自分を愛しておられるかを見いだし続けていくことができますように。イエス様に愛されているご自分として生きていくことができますように。

そして、人の作った壁がイエス様の愛によって溶け、Rekoさんや同じ痛みを負う方々が安心して教会に集えるようになることを祈り続けていきたいと思います。
RekoさんがこうしてFEBCにお便りくださったこと、またこのお便りの掲載をご了解くださったことも、その一歩につながるといいなと願っています。

cut_yonako161112「もはや、ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男も女もない。あなたがたは皆、キリスト・イエスにあって一つだからである。」
(ガラテヤ人への手紙3章28節)

 

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