昨年12月30日、シスター渡辺和子が天に召されたとのニュースに驚かれた方も多いことと思います。
そして、89歳というお歳に驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
36歳の若さでノートルダム清心女子大学学長に就任され、マザー・テレサ来日の際は通訳を務め、2012年発売の著書『置かれた場所で咲きなさい』は200万部を超えるベストセラーとなっています。
そんな輝かしい経歴をお持ちのシスター渡辺ですが、FEBCの特別番組でお話しくださった時は、まるで天真爛漫な少女のような、飾らないお人柄が伺えました。
その特別番組2本を、インターネット限定で再放送いたします。
- マザー・テレサ生誕100年記念番組
「沈黙からあふれ出た愛ーシスター渡辺和子に聴く」
ご出演:Sr.渡辺和子(ノートルダム清心学園理事長)、お相手吉崎恵子
(2010年8月13日の再放送) - 「信じることは生きることーシスター渡辺和子・片柳弘史神父特別対談」
ご出演:Sr.渡辺和子(ノートルダム清心学園理事長)・片柳弘史神父(イエズス会司祭)、聞き手吉崎恵子
(2015年10月30日の再放送)
理系です 様 こんにちは (^o^) あ、あなた様 女性 だったん ですか。私は、てっきり 男性 かと 思っていました (^o^; あ、貴女様 の 書き込み よく お読み していますよ (^o^) 此れからも どうぞ ヨロシュー(^o^)
皆さん、真面目だなぁ。
自分はシスターのやさしいお声を聞きながら、こういうかわいらしいおばあちゃんになれたらいいなぁ、と再び思い願いました。
人間誰しも、年を重ねていくと、まわりの人からあれこれ言われなくなります。これが自我をかたくなにさせ、融通がきかなくなる要因とも言われます。また、若いときと違って年をとってくると、自分に余裕がなくなるのも原因ひとつかもしれません。
現実社会においても、頑固親父はよく見ますし、会社で偉い地位にいる人でそうなってしまっている人もよく見ます(そうでなくシスターのような人もいますが)。
渡辺さんは学長という立場にありながら、いつも学生や私たちのことを気にかけて発言してくださり、それはまるでイエス樣のようでもありました。
クリスチャンはイエス樣のようになる、ということの本当の証でした。
私もそのことに希望を持って歩みたいです。
でも、実際には頑固老人になりそうなんですが(苦笑)
昨年末、シスター渡辺和子様の訃報を聞いて驚き、愕然としました。
渡辺様の事は、マザー・テレサの関連書籍で存じていたのですが、ベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」で注目された時期に、FEBCの特別番組で、片柳神父様と対談された事が印象的でした。226事件でお父様を目前で失い、海外留学から帰国早々、岡山の大学の学長に就任される、激動の歩みをネガティブにならずに語られたご様子は、本当に清廉で素晴らしい人柄を感じました。
同時期に、テレビ番組の渡辺様の特集が、同じ内容で放送された事は、偶然ではないよう思えました。
私はFEBCと出会って日が浅いのですが、渡辺様の番組のCDを初めて購入しました。
高校生の時に、渡辺和子先生の講演会でお話を聴かせて頂いたことがあります。
その時は就職か進学するかで悩んでいたのですが、先生のお話を伺って
進路を決めました。優しく穏やかにお話してくださったのがついこの間のようです。
「信じることは生きることーシスター渡辺和子・片柳弘史神父特別対談」
ご出演:Sr.渡辺和子(ノートルダム清心学園理事長)・片柳弘史神父(イエズス会司祭)
聞き手:吉崎恵子
2015年10月30日の再放送
人間はマイナスを味合うべきだ。この言葉は現在の自分を見て真と思うが、現実的にはマイナスを避けようとして生きている。
僻みかもしれないし、自分が愚かだったのかもしれない。
こんなマイナスを避けるためイエスに従えというが、他に方法はないのか。
「マザー・テレサ生誕100年記念番組『沈黙からあふれ出た愛ーシスター渡辺和子に聴く』」
ご出演:Sr.渡辺和子(ノートルダム清心学園理事長)
お相手:吉崎恵子
2010年8月13日の再放送
を聞いて、思わず以下をメモした。
祈りの習慣は見習うべき。
マザーテレサの厳しい顔、この厳しい顔は死を待つ人々との応対でできた。
沈黙の中の心を知るべきだ。
死を待つ人々の顔は美しい。beautiful not pretty.
人に施すときは笑顔ですること。
マタイによる福音書25:40 『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』
FEBC 御中
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
さて、年末私は倉敷の家にいたのですが、12月31日にネットニュースで渡辺和子シスターが亡くなったことを知りました。
私は、受洗後、ある牧師先生から『現代の忘れ物』というシスターの著書を頂き、とても気に入りました。
それ以降、約1年間はシスターの本を買い求め、毎週末のように、読んでおりました。
また、岡山の大学にシスターの講演会を4回聴きに行きました。
シスターは、書籍全般を通じて、自分自身を大切にした上で、現実の厳しさからも逃れないことを説いておられました。
また、自分自身を大切にする上で必要なことは、人間にはそれぞれ、神様から頂いた唯一無二の、「人格」があることを理解することであると説明されていました。
私が購入した書籍で、『「ひと」として大切なこと』があるのですが、それは「人格論」という講義を録音テープから起こしたものです。
私は、大学時代に部活で「協調性がない」との名目で、ある女性コーチから人格を否定され、生きる尊厳まで深く傷つけられました。そんな私にとって、「人格論」は、私もこのような講義を20代初期に受けたかったと思わされた理論でした。多くの人に、この「人格論」を知ってほしいと思いました。
シスターの訃報を聞いた後、私はシスターの御冥福をお祈りしました。
その直後、なんと家の玄関の壁に小さい虹が出ました。
その虹は、冷静になって考えると、扉ののぞき窓のガラスが日光を分光して壁に投影したものでした。
しかし、そのような光は、17年近く住んでいる家で、初めて見るものでした。
私には、その虹が、シスターの「あいさつ」だと思えました。
「私の講義を熱心に聴いてくれて有難う。」
「私があなたに、あなたが大学時代に受けることのできなかった「人格論」の補講をしてあげます。」
シスターと私は、面識はありませんでした。
しかし、シスターの霊は私を知っていて、昇天前に(距離的に近いこともあってか)倉敷の私の家に、ちょっと寄って下さったと思えました。
私の今年の聖句は、マタイ第11章第28~30節です。
そのなかの、「くびき」とは、私にとって「自分らしさ」です。
至らないところも含めた、自分の「人格」を神様から自分だけに与えられた素晴らしい賜物と思い、その「人格」を喜んで、日常生活のひとつひとつに取り組んでいきたいと思っています。
また、神様が与えられる試練に私が乗り越えられないものはない、神様が私の手を取って導いて下さること
を信じて、心を軽くしていきたいと思います。
それでは、今年1年、皆様とって良いことがたくさんありますよう、お祈りしています。
今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2017年1月7日