今回は何より「祈りは役に立たない」と言われた事が衝撃でした。
しかし、だからこそ祈りは大切なのだと、岩島神父さまは語られています。
だけど、「役に立つ」「役に立たない」って、考えてみれば、
かなり自分本位な発想だったかもなと思うんです。
たとえば、「役に立つ」から会話をする。
…すごくイヤな人間ですよね。それって。
では、神さまとの語らいである、
祈りは尚更なのかなと思ったんです。
いつの間にか、神さまのお気持ちというものを
どこかで無視していなかったかなって。
そんな寂しい、虚しい祈りは無いなと感じました。
「心をつくし、精神をつくし、力をつくし、
思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ」
イエス様が一番大切な事だと言ったこのお言葉は、
そんな私にこそ語られたのかなと思わされています。
岩島神父のキリスト教信仰入門講座
岩島忠彦(カトリック・イエズス会司祭、上智大学神学部名誉教授)
毎月第1金曜日更新
「キリスト教は生き方です。」
そう語るカトリック神学界第一人者の岩島忠彦神父が、麹町聖イグナチオ教会で長年続けていらっしゃる講座の録音を元に再構成した番組です。
第23回「祈り―生きることと祈ること」
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私もつい自分の事ばかりお祈りしてしまいます。でもそれでも良いのです…と。岩島神父様のお話を聴いてなんだかほっとしました。
祈りは、不器用で中々思いが自分主体で神に中々届きそうもない所でも、神は何を求めているかご存知です。それは、神は時と場所を持って日々の祈りの力と愛と知恵を与えられていると、日々長年祈ってると段々分かり始めます。祈っても無駄だと思ったその時でも
日々の暮らしの中で祈りは聞かれていたと、それの意味を確信できる日が、心の中で見つける事が出来るようになります。
特設サイトでは、50分ぐらいのところで終わっています。??
本放送ではちゃんと聞けました。
放送を聴いて、祈りについて、目が覚める思いでした。
ありがとうございました。
匿名様
特設サイトの音声に不備がございまして、誠に申し訳ございません。
修正いたしまして、現在は最後までお聴きいただけるようになっております。
インターネットラジオのほうでお聴きくださり、
感想コメントもお寄せくださってうれしく思います。
ありがとうございます。
同感です!
今回の岩島神父の入門講座、おもしろかったです。
特に、祈りの姿勢について、「横になって祈るのもありだけど、横になって祈ると寝てしまう(笑)」というところが。この講座には珍しく聴講生からも笑いが起きていて、岩島さんって実はおちゃめな人なんではないかな、と思ったりしました。
たしかに、自分も寝る前に布団に入って祈り始めたら、アーメンを言ったかどうか記憶がないまま翌朝を迎えたという経験がないわけではありません。
いっぽうで、番組記事にもありましたが、岩島神父さまが「この世の事柄について祈ることは大切」で「合格しますようにとか病気が治りますようにとか、自分の生き様の中での悩みとか関心事、そうしたものと密接に結びついた祈りが最も真実な祈りじゃないか」と言われていたことがとても印象深かったです。自分なんか、自分のことばかりで他人のために祈るなんてことなかなかできませんが、「それでもいいんだよ。それこそ祈りなんだ」と言ってくださって、とてもうれしく思いました。
そして、自分の願いを祈ることから周りの人にも関心を持ち、そのために祈るということを通じて神様の導きがあり、神様に近づいていけるんだ。
だから「生きることは祈りであり、絶えず祈れ」ということなんでしょうね。