FEBCの舞台裏その3〜国際放送局FEBC【後編】

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一体どんな働きをしているの?そんな疑問にお応えして、
私たちスタッフが、実際に働いている現場をご紹介しております。

今回は海外出張の模様、その後編をお届けします!

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去る4月3日〜8日に、スタッフ3名にて参加して参りました、FEBCの国際会議。
今回は、韓国・ソウルでの開催ということで、会議出席と合わせて、ソウルにある日本人教会を2つお訪ねして参りました。

まずは、最初の教会に向かうため、ソウルの電車に不慣れながらも乗車。

当たり前ですけど、表記の大半がハングルなんですよね。だから、この電車に乗っていいのかダメなのか分からず、心配・・・。
何しろ、この電車が西に向かうのか、それとも北に向かうのかすら分からないんですから・・・。
ちょっと間違えたりもしましたが、何とか自力で最初の目的地である『聖水』駅に到着。

最初にお訪ねしたのは、ソウル日本人教会。ビルの中にある教会ですが、十字架と看板が見えますか?

こちらの吉田耕三先生は、日本人牧師としては現在最も長く韓国での牧会を続けておられる先生。
お忙しい中、お時間を頂戴したのですが、ご自身が韓国に来られた経緯からたっぷりお話を伺わせていただきました。

まず、開口一番に、「FEBCには本当に感謝しています」と仰ってくださった吉田先生。
何事かと恐縮していますと、日本におられるご親族のお一人が、FEBCを通してキリストに出会われたとのこと。
吉田先生ご自身も、日本では放送伝道の働きをしておられたこともあり、
「教会は、もっと自分たちのこととして放送伝道のことを考えるべきです!」と仰ってくださり、
かえってこちらが恐縮してしまいました。

吉田先生は韓国に暮らす日本人キリスト者として、以前から和解の取り組みを続けておられます。
特に昨今は日本も韓国も、国内外に難しい課題を抱えるからこそ、隣国同士厳しいスタンスをとってしまいがち。
しかし、そういう政治的な次元とは別に、「私たちは隣人とどう生きるかが問われている、何故なら私たちはキリスト者だから」と熱くお語りくださいました。

そして、長く韓国に暮らし、韓国の教会指導者の方々とも親しくしていらっしゃる中で、韓国教会の「変化」についても率直にお話し下さった吉田先生。
日本の教会でも世俗化ということが言われて久しいですが、実は韓国の教会でもそういう傾向を感じておられるそう。毎日の早天祈祷会がよく知られている韓国の教会でも、近年ではその参加者が減ってきているのだそうです。

ともすると、どこかの別のところに「理想的なモデル」を求めてしまいがちな私たちですが、それぞれのキリスト者がそれぞれの課題の中で葛藤し、苦闘しているんですよね。
だから、向き合わなくっちゃと思います、私たちは私たちで。

続けて今度は、サラン教会の日本語部をお訪ねしました。
こちらがサラン教会の全体のお写真なのですが・・・

一見すると、「真ん中の塔が教会なのかな」と思えますが、さにあらず。
どこかの大企業のビルのような佇まいの、この全面ガラス張りの建物全てが、サラン教会の建物なのです!うへぇ〜!

こちらの日本語部担当牧師の子安順司先生。

子安先生に、教会の内部をご案内頂いたのですが、もう別世界にいるようで。例えば・・・

・現在の牧師の数:120名
・教会員数:約10万人(出席者数は約4万人)

ゼロがふた桁くらい違いますね・・・

ただ、子安先生が仰っておられたのは、
「こうした『メガチャーチ』は、その大きさにばかり注目されるけれども、この教会がその始めから重んじてきたのは、信徒が一人ひとり信仰者として成長していくこと」と。

日本の宣教の難しさを痛感しているものですから、どうしても隣国の教会の姿を見ると「どうしたらこんな風に?」と、いわゆるハウ・ツーに関心が行ってしまう私がいますが、肝心要なのは、結局のところ、ここでも「神様の前に自分がどうあるか」ということに尽きるんですね。

 

会議の全日程を全て終えて、ほっとした最終日。
各国のスタッフ全員で、今回のホスト国である韓国FEBCソウル本社をお訪ねしました。

まずは、キム会長司式による聖餐式で厳かに始まりました(キム会長は、教会の牧師でもあります)。

各国のスタッフとともに、キリストのからだと血をいただく。
国際会議の場では初めて経験させていただいた聖餐式を通して、一つの民として、同じ務めに召されていることを実感させていただきました。

こちらが地下2階、地上5階の本社ビルの姿です。

外見だけでも圧倒されますが、なんと言ってもその施設が充実していること!

韓国FEBCはテレビ放送も。そのスタジオです。

超一流の機材が並ぶ副調整室。

ラジオの生放送中のブースも!

スタジオブースの数は、大小含めると、もう数えきれないほどです!
他の国のスタッフと社屋内を拝見させていただきましたが、最後にはもうため息しか出なかったですね・・・。
日本と比べ・・・るまでもないスケールでした。

 

圧倒されっぱなしの社屋ツアーを終えて、その後は、墓地に移動です。
「え、墓地?」と思ったのですけれども、そこは韓国の地に骨を埋めることとなった宣教師の墓地。

カトリック、聖公会、メソジスト・・・。
教派を超えた宣教師たちが、地上での働きを終えて、ここで眠っておられます。

中でも、日本人キリスト者として韓国で「孤児院」のお働きをしておられた、曽田嘉伊智宣教師の墓石がここにありました。

私は、この曽田先生のことを存じ上げませんでした。
しかし、むしろ韓国のクリスチャンの方々が、一人のキリスト者の働きを認め、こうして敬意を払い続けていてくださる。
自分の不勉強を恥じたとともに、難しくなりつつある隣国との関係があるからこそ、
こういう「歴史」を知ることの大切さを痛感しました。

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国際会議と言いつつも、実は会議だけじゃなく、こんなこともしています。
他にも、各国のスタッフとの交流の時間もあり、「もうお腹いっぱい!」という感じですが、
報告や確認といった会議だけでは済まないのが、このFEBCの働きなんですよね。
遣わされている場所で、一人ひとりが何に苦悩し、何と闘い、祈っているか。
それを分かち合い、そしてつぶさに知る。
そして、その一人ひとりの内に働いていて下さる主イエスを仰ぐ。
こういう場所でも、「出会い」によってこの働きが続けられ、支えられているんだな、と思います。


私たちと一緒に働きたいと思ってくださった方、
ぜひ「職員・インターン募集」をご覧のうえ、ご応募ください。
お待ちしております!!!!