罪に逆戻りしたあとに

「罪に逆戻りしたあとに」

これは、チャールズ・ウェスレーが1740年に作った「はかりも知れない」という讃美歌の原題だそうです。
「はかりも知れない神の恵みよ・・・」と、罪赦された恵みを歌う美しい讃美歌なのですが、
この原題、ものすごくリアルだなあと、ちょっとびっくりしました。

罪に逆戻り

これは誰もが身に覚えのあることだと思いますが、
私などはもう本当に情けないほど日々逆戻りし続けており、
だからこそこの「罪に逆戻りしたあとに」という讃美歌らしからぬ原題が
ものすごくリアルに感じられて、妙に惹きつけられるのかも・・・。

「讃美歌らしからぬ」と書きましたが、そもそもそう感じるのは、
「讃美歌とは美しいもの、」と思い込んでいるからかもしれません。

たしかに美しいのですけれど、その美しさは、汚れなき美しさとは違うのですよね。
最も清いおかたが、最も汚れた者となられた、
しかし、その十字架の上におられるおかたを、なおも汚し続けるのが私であり、
その汚れをなおも引き受け、限りなく赦し続けるのが主イエスであり、
そのリアルさが、この「罪に逆戻りしたあとに」という原題から伝わってきます。

私の罪も赦されるのか
今日まで長く招きを拒み、み顔を避けて歩み続けた
十字架の上で敵を赦した主イエスの御名を汚し続けた

原作に忠実に訳し直されたというこの歌詞、身に迫ります。
この後の歌詞で歌われているように、悔いて涙し、み腕にすがりたい、
いえ、そうするほかないのですね。


飯靖子氏「主に向かって歌おう」主に向かって歌おう
飯 靖子(日本基督教団霊南坂教会聖歌隊指揮者・オルガニスト)
毎週火曜日更新

「チャールズ・ウェスレーの賛美歌」

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