ゆっくり、じわじわ

この度の西日本を中心とした豪雨により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
広範囲にわたる被害や生活基盤へのダメージはもとより、そこで失われ、深い傷を負われた命を思いますと、言葉もございません。
不条理の只中を歩まれた十字架の主イエスが、この現実の中におられる方の苦しみを受け止めて下さいますように。
また、支援と復旧が迅速に進められますよう、切にお祈り申し上げます。


今回の雨宮神父のお話を聴いていて、
番組タイトル「イエスの、ことばの、その根」が、
まさにその通りだなぁ、と感じました。

今回のテーマは「人を裁くな」。

冒頭で雨宮神父様はおっしゃいます。
「毎日人を裁いている私たちが、
どうやってこの教えを実行できるのか」と。

雨宮神父でも毎日人を裁いているのか…と、
ちょっと安心(?)してしまいました。

「人を裁くな」
「敵を愛せ」
「あなたがたの父が憐れみ深いように、
あなたがたも憐れみ深くなりなさい。」

一つ一つの命令を並べてみると、
そんなこと自分にはムリだ…と思ってしまいます。

でもそれはきっと、
イエス様の言葉の単語だけを切り取っているようなものなんでしょうね。

そうではなく、一連の流れの中で聴くと、
イエス様が語られた言葉の表面ではなく、
まさに「その根」、隠れて見えない「こころ」を
感じられるような気がします。

もちろん「わかった!」なんて言えないけれど、
根っこが少しずつ、でも着実に水を吸い上げるように、
ゆっくり、じわじわと、
イエス様のお言葉が私の内に染み渡っていきますように。


イエスの、ことばの、その根
―雨宮神父の福音書講座

雨宮 慧(カトリック・東京教区司祭、上智大学神学部名誉教授)
毎月第2金曜更新
「『人を裁くな』―自らの限界を知った者にとってのイエスの新しさ」

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