たった一人のために

以前、放送開始50周年の記念式典を行った時のこと。

めったにイベント的なことはしないFEBCですが節目ということもあり、
少ないスタッフでてんやわんやしながら準備をし、開催いたしました。
リスナーがどれくらい参加して下さるか読めない中でしたが、
結果として、用意した会場にちょうどピッタリの参加人数でした。

参加者の中に遠方から来られた方がいて、
お名前を伺うと「あ!」とすぐわかり、同時にびっくりしました。
長いこと、ご主人のキリスト教に対する偏見と暴力に苦しんで、
隠れて放送を聴き続けておられた方だったのですが、
なんとそのご主人とお子様達とお孫さん、ご家族総出で来られていたのです。
お子様たちの協力もあり、いろいろ口実を設けてなんとか参加できたとのこと…。

「この方お一人のためだけでも開催した甲斐があった、本当によかった!」
そう言われた、当時の代表者・小林八郎氏の言葉はずっと心に残っています。

そして今回、コーヒーブレイク・インタビューを聴きながら、
そのことを改めて思い起こしました。

日本におけるマイノリティと言えば、
在日外国人、アイヌなどの少数民族、障がい者…。
そして、キリスト教ゆえに家族や地域で偏見に苦しめられている人も、
マイノリティなのだな…と思いました。


ご出演の金迅野先生は、
「イエス様こそ誰よりも強く痛んでいる人と共感した方」と言われます。
虐げられ、差別と偏見に遭い、誰にも理解されず、孤独の中で死なれたイエス様。
イエス様こそ究極のマイノリティだった…。

イエス様が尋ね求めておられるのは、
その他大勢ではなく、一人、ひとり。
痛んでいるたった一人のため。

このイエス様のお心に与らせて下さいと祈ります。


コーヒーブレイク・インタビュー
金 迅野氏(マイノリティ宣教センター共同主事、在日大韓基督教会横須賀教会牧師)
10月13日、20日放送
毎週土曜日更新

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