「人の子よ、これらの骨は生き返ることができるか。」
わたしは答えた。
「主なる神よ、あなたのみがご存じです。」
エゼキエル37:3
闇が一層濃くなるような2018年を歩み通すことができましたのも、
この放送を我が事として祈りご支援くださるお一人ひとりの、
その献身の思いがあってこそと感謝しております。
冒頭の言葉は、「枯れた骨の復活」と新共同訳聖書で小見出しがついている箇所の言葉で、
若いスタッフとの聖書通読の分かち合いの中で与えられました。
「全てを知っておられる主は、なぜわざわざ人間に訊くのか?」
そんな疑問を互いに語り合ううちに、もうひとつの御言葉が響いてきました。
三度イエスを否認したペトロに、復活の主が語りかけた言葉です。
「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」
ペトロは、イエスが三度目も、「わたしを愛しているか」と言われたので、悲しくなった。そして、言った。
「主よ、あなたは何もかもご存じです。わたしがあなたを愛していることを、あなたはよく知っておられます。」
ヨハネ21:17
「わたしを愛しているか。」
「枯れた骨は生き返ることができるか。」
先行きが見えず、不安に覆われている私たちです。
主はそんな私たちだからこそ、主の命の豊かさに招いておられるのだと思います。
復活された方の命、
愛するという命へ。
2019年、御自身の内に親しき交わりを持たれる父子聖霊なる神の祝福が
あなたさまの上に豊かにありますようにお祈り申し上げます。
日本FEBC統括ディレクター
鈴木誠司