主イエスは私たちに何を問うているのか―ふたりの戦争体験者の証言から

FEBCの約70年の歩みから、その時代をうつしだす選りすぐりの番組をお届けする「FEBCアーカイブス」
今回は2019年に放送された、「主イエスは私たちに何を問うているのか―ふたりの戦争体験者の証言から」を再放送しています。

戦争であらわになるのは人間の罪、ならば、その現実に一体誰が向かえようか。十字架の主、私たちの罪とみじめさを全てたった一人で担い続けるお方。だから主イエスは今、私を呼ばれる。自分の十字架を背負って私に従いなさいと。…今日この時間は、満州からの引き上げや学徒動員を経験されたお二人の証言をお聞きします。私たちは問われています。ますます軋轢が高まり、憎しみ合う世界にあって。(番組ナレーションより)

「戦争体験の証言」と言うと、そのイメージは、戦争の恐ろしさ、悲惨さを伝えるものであるかもしれません。
確かにその通りです。それは決して失われてはならないものです。

しかし、キリスト者にとっての「証言」とは、やはり主イエスとの出会いの証が中心なのだということが
お二方のお話を聞いていて、改めてわかりました。

中学三年生で「おとり兵」とされた小貫雅夫氏。
学徒動員で海軍に所属した渡辺信夫氏。
破壊的な状況に取り囲まれる中で、しかしこのお二人がぶつかったのは
何よりも自分の内に沸き起こった「このままでよいのか?」「救いとは何か?」という思いでした。

現在、日本は見かけの上では戦争の中にはありません。
けれども、戦争というものが私たちの罪の表れだとするならば、
今こうしてある生活も、主の平和からすれば程遠いものではないかと思います。

きっと私たちも主に問われているのです。あの時と同じ問いを。

この夏も敗戦を覚える日々がやってまいりました。
お二方のお話を過去の証言ではなく、
今を生きる十字架のキリストの証言として
共にお聞きすることが出来ましたら幸いです。


FEBCアーカイブス
主イエスは私たちに何を問うているのか―ふたりの戦争体験者の証言から
小貫雅夫(日本聖公会引退司祭)
渡辺信夫(日本キリスト教会元教師)
聞き手 長倉崇宣

8月14日放送

聴取期限9/10
(約50分)
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