虚しさを選ばれしキリストの道―もう一つの宗教改革

この番組は2017年に宗教改革500年を記念し、
「不条理の苦しみ」というテーマについての対談を放送した特別番組でした。

でも、それがどうして宗教改革の記念企画になったのか?とお思いになられる方も多いのではないでしょうか。
そこには、宗教改革500年記念の合同礼拝が、長崎のカトリック浦上教会で行われた事が大きく関わっています。

古巣馨神父の言葉を引用します。

「宗教改革500年というプロテスタントの記念行事を、何故カトリックの浦上教会で行うのか。その理由は、72年前の被爆―そして、江戸時代にキリシタンたちが毎年踏み絵を踏んできた、長崎・浦上の『土地の召命』だと考えています。『父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。』(ヨハネ17:21)この一致の祈りの中で、現実にはそれが出来ない惨めな教会の姿があります。さらに今は『~第一主義』という分断の時代です。だからこそ、度重なる不条理にも関わらず希望を受け渡してきた浦上で、宗教改革500年を祝うのです。」

つまりそれは、単純にプロテスタント独立のお祭りでは無かったということです。
本来一つであるはずのものが分かれている痛みを
それぞれ自覚するからこその長崎・浦上であったのでした。

ですから、そのものずばり「対抗宗教改革」の旗手であった
イエズス会のフランシスコ・ザビエルたちの働きでさえも、
「もう一つの宗教改革」であったと、この対談ではその苦難の歩みを追っていきます。
そしてそこに指し示される、徹底的なキリストの貧しさによる希望を。

キリシタン迫害と被爆という苦難の歴史を刻んだ地、長崎の司祭である古巣馨神父と、
東日本大震災被災地の支援活動に専心してこられた川上直哉牧師が、
不条理の苦しみにフォーカスし問う、もう一つの宗教改革。

この貴重な特別番組をぜひお聴き下さい。


FEBC特別番組
「虚しさを選ばれしキリストの道―もう一つの宗教改革(再)」
古巣 馨(カトリック長崎大司教区司祭)
川上直哉(日本基督教団石巻栄光教会牧師、東北ヘルプ事務局長)
聞き手・長倉崇宣
10月30日放送

聴取期限11/26
(約60分)
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