旧約聖書のこころ第12回

12 「なにも持たずに」去らせてはならない〜副詞レーカーム〜
申命記15:12〜18

(11「申命記という本〜名詞トーラー〜」はこちら>>


聴取期限7/2
(約22分)

 

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今回のまとめ

●申命記15章のトーラーの規定は出エジプト21章の奴隷法を基にしているといわれているが、いくつか内容の違い、変化がある。
レーカーム:聖書で16回用いられている副詞。「空の手で」、「空しく」「甲斐もなく」などの意味を持っている。
●「自由の身としてあなたのもとを去らせるときは、何も持たずに去らせてはならない。」この内容の変化には、出エジプトの出来事が大きく影響している。

 

ナガクラさんとナカガワくん

ナカガワ
実は、今回も聖書資料の話が多かったんです。

 

ナガクラ
となると、難しかった?

 

ナカガワ
はい・・・
ぶっちゃけ、出エジプト記と申命記と、その資料が違うとか言われても・・・。

 

ナガクラ
確かにね。
「そうですか」ってなっちゃうよね。

 

ナカガワ
はい・・・
余計に「昔のイスラエル民族の話」って感じちゃうっていうか。

 

ナガクラ
それだ!!

 

ナカガワ
ええっ!?

 

ナガクラ
「昔の話として、これを読んじゃう」って、言ったでしょ。
そこが鍵だって。

 

ナカガワ
えーと・・・もうちょっと説明をください・・・。

 

ナガクラ
奴隷解放の出来事ってさ、出エジプト記とか申命記を読んでた人達にとって、どうだったのかな?

 

ナカガワ
うーん、その渦中でもあったかもしれませんけど、モーセに導かれて海を渡ったのは大昔だったでしょうし・・・あ!!

 

ナガクラ
そうそう、当時の人にとっても、「昔話」だったんじゃないかなって思うわけ。

 

ナカガワ
そっか・・・。
それをリアルなものとしているか、そうじゃないか。それには、言ってみれば「わたしの出エジプト」が大事なんですね。

 

ナガクラ
おー、良いこと言うじゃない!