旧約聖書のこころ第17回

17 王が我々の上に「君臨す」べきだ〜動詞マーラーク〜
サムエル上12:6〜21

(16「『堕落』した女だと誤解しないでください〜名詞ベリッヤアル〜」はこちら>>


聴取期限8/6
(約22分)

 

聖書解説 ↑画像クリックで拡大表示します

 

今回のまとめ

●人間の王を求めることは「神が王である」という信仰から否定されていたが、しかし、神に従うという条件の上で、異民族に対抗するために人の王がイスラエルに与えられた。
「マーラーク」:「王」の名詞形がメレク、動詞型がマーラーク。「人間的な王」「王なる神」などの意味を持つ
●イスラエルの民は「我々はあらゆる重い罪の上に、更に王を求めるという悪を加えました。」と告白して、人間の王を求めた過ちを認め、神の指導を熱心に求めている。

 

ナガクラさんとナカガワくん

ナカガワ
大学の時、歴史学を専攻していたんですけれど、イスラエルの歴史書って、一般的な歴史書と全然違うんですよね。

 

ナガクラ
どんなところが違うの?

 

ナカガワ
普通、歴史書って、権力者が自分の権力を正当化するために書くので、「いいこと」しか書いてないんですけど、イスラエルの歴史書って自分に都合悪いことも沢山書いてあるじゃないですか。

 

ナガクラ
そうだね・・・それは全く違うね。
どうしてだろうね?

 

ナカガワ
うーん、やっぱり罪を見ているかどうか、って思うんです。

 

ナガクラ
そうだね、きっと。
しかも、神の眼差しで、罪を見ているかっていうことだね。

 

ナカガワ
そうですね、はい。
自分だけで罪を見ているんじゃないんですね。こういう歴史や人間を見つめる目は、今の「ポピュリズム」とも違いますね。

 

ナガクラ
人間のほしいままにすることがいいことだって、思えなくなるよね。

 

ナカガワ
そういう意味でも、旧約聖書ってリアルだなって僕、思うんです。