旧約聖書のこころ第19回

19 レバノン「杉」の家~名詞エレズ~
サムエル下7:1〜17

(18「サウルは主に託宣を『求めた』が〜動詞シャーアル〜」はこちら>>


聴取期限8/20
(約22分)

 

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今回のまとめ

●ダビデは神から神殿建設を止められる一方で、ソロモンがそれを建設すると告げられるのは一貫性を欠いているが、これは、資料が編纂された時の意識の問題と考えられている。
「エレズ」:「杉の木」の意。特にレバノン杉の姿から、成長力の強さ、威大さ、栄光を象徴する。
●ソロモンの時代には「神こそ王」という意識は廃れたように見えたが、後代のエレミヤが、贅を極めた宮殿を造った王を批判したように、絶えずその考えは復活する。

 

ナガクラさんとナカガワくん

ナカガワ
雨宮神父様のお話を伺っていると、聖書って、けっこう「人間らしいな」って思うんです。

 

ナガクラ
んー、どういうこと?

 

ナカガワ
だって、民が王制に慣れ始めたから、聖書の内容も変えちゃえなんて、随分と都合いいじゃないですか。

 

ナガクラ
そうだねぇ。
でも、そういうものを僕達は「聖書」って言って、大事にしているわけじゃない?

 

ナカガワ
うーん・・・そうですね・・・。
雨宮神父様は、今回、最後に預言者についてお話してくださったんですけど、そこが大事なのかなって思いました。

ナガクラ
「預言者は、『神こそ王』っていうことへの見張り役なんだ」っていう話ね。

 

ナカガワ
はい。
聖書って、すぐに妥協しちゃう人間の弱さをちゃんと見ていると思うんですけど、その罪を追求することも止めない・・・。

 

ナガクラ
あー、だから、当時の人が自分たちに都合よく編集しようとしても、そうは上手くいかなかった。

 

ナカガワ
だとしたら、それでもこれは神の言葉なんだろうなって、思うんです。