旧約聖書のこころ第22回

22 祭壇の「角」をつかんだ~名詞ケレン~
列王記上1:5〜53

(21「主はダビデを『誘われた』~動詞スート~」はこちら>>


聴取期限9/10
(約22分)

 

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今回のまとめ

●ダビデ王の後継者は、アドニア派とソロモン派に別れていたが、ソロモン派が勝利すると、アドニアは祭壇の「角」をつかんだと書かれる
「ケレン」:旧約聖書に76回登場する言葉。「角」「力の象徴」「祭壇の四隅の角」「神の力の保護」などの意味を表す。
●様々な意味を持つ「ケレン」だが、アドニアがした事は、神の保護にすがる行いであったといえる。

 

ナガクラさんとナカガワくん

ナカガワ
ここのアドニアって、なんか滑稽なイメージを持っていたんです。

 

ナガクラ
どういうこと?

 

ナカガワ
ちょっと長くなりますけど…僕が子どもの頃、鬼ごっこと似た「色鬼」っていう遊びをしたことがあって。まず「赤」とか「青」とか、ある色が宣言されて、逃げる子はその色を探して手で触れる。そこに触れている限りは鬼に捕まらないっていうルールなんですが、それに似ている感じがして。

ナガクラ
「角に触れているからセーフ!」…って、流石にそこまで軽く考えてはいなかったかもしれないけど、でも、こういうことは僕達もしちゃうかもしれないね。「形式主義」っていうか。

 

ナカガワ
そうなんですよ。
例えば僕は、本当は神様に祈らないといけない時に限って、「祭壇の角を掴む」みたいなことをしちゃってるなって。

 

ナガクラ
その時の「角」って、なんなんだろうね?

 

ナカガワ
そうですね…
例えば僕だったら、ちょっと勉強して分かった気になったりとか、感情の高揚感だったりとか、その時々で違うんですが…

 

ナガクラ
そっか。
そうすると、「形式主義」って、何より自分の中にあるものなのかもしれないね。