24 お前か、イスラエルを「煩わす」者よ〜動詞アーハル〜
列王記上18:1〜19
(23「あなたの臣民は『なんと幸せなことでしょう』〜感嘆詞アシュレー〜」はこちら>>)
聴取期限9/24
(約22分)
●アハブ王は周辺国の同盟のため、結果としてバアルの偶像信仰を受け入れてしまうが、それを強く非難する預言者エリヤが現れ、何度も対決することになる。
●「アーハル」:旧約聖書に13回用いられ、「(災いを)かきたてる」という意味を表す。
●アハブ王とエリヤは、礼拝の在り方において対立しているが、これは現代の私達にも通じる課題である。
ナカガワ●
今回は、意外でした!
ナガクラ●
どうしたの、急に。
ナカガワ●
だって、「アハブ王も自分なりに礼拝の仕方を模索していた」なんて、聞いたことも考えたことも無かったですよ!
ナガクラ●
そうだね、「おお、さすが雨宮神父!」っていう感じだよね。
ナカガワ●
そうなんです!
ナガクラ●
やっぱり僕達、善か悪かのどっちかにより分けちゃうことってあるよね。
エリヤは正義、アハブは悪の権化みたいに。
ナカガワ●
もしかしたら…そうやって私達は、「本当の問題」も単純化してしまっているのかもしれないですね。
自分が理解したいように、聖書も理解する、みたいな。
ナガクラ●
うん、それって大事な気づきだね。
ナカガワ●
今回のテーマ、「礼拝」じゃないですか。
だとしたら、神様にお捧げするはずの礼拝も、私達は自分の思うままにしてしまってるのかもしれませんね。
ナガクラ●
そうなると・・・こりゃ、大変だ。
ナカガワ●
「神様を中心にする」って、言うのは簡単ですけど、本当に難しいですね・・・。