旧約聖書のこころ第28回

28 ヨセフの破滅に心を「痛める」ことがなかった動詞〜ハーラー〜
アモス6:1〜7

(27「ヤロブアムの罪を全く『離れなかった』〜動詞スール〜」はこちら>>


聴取期限10/22
(約22分)

 

聖書解説 ↑画像クリックで拡大表示します

 

今回のまとめ

●預言者アモスは、貧しい民の生活苦を顧みないサマリアの貴族階級が、捕囚にされることを預言した。
ハーラー:「病気になる」「弱くなる」などの意味をもつ
●ハーラーが、この様な痛みをあらわす語なので、「破滅」という語は思い切って原義に近い「骨折」と訳した方がよかったのかもしれない。

 

ナガクラさんとナカガワくん

ナカガワ
同族の激しい痛み。アモスの預言の中にある「ヨセフの破滅」って言葉はそういう意味だったんですね。

 

ナガクラ
これって、かなり具体的な「政治批判」ってことだよね。

 

ナカガワ
ええ。僕は預言者っていうと、「神を信じよ!委ねよ!」って言うだけで、世間の政治とは関わらない人たちなのかと思ってたので、意外でした。

 

ナガクラ
そうだね。でも、「神に委ねよ!」って言って、本当に委ねた時には、多分そこで何もしないでボーッとしてるって事もありえないんだろうね。

 

ナカガワ
突き動かされるものがある、って感じですかね。

 

ナガクラ
うん。見かけは似ているけど、人間が計画して行う様な政治活動と、神様に突き動かされてのことと、その根っこは全く違うんだね。

 

ナカガワ
そうか・・・。それって、今の私たちの世の中との関わり方とも重なってきますね。「何に突き動かされているか」、それがキモなんですね。