旧約聖書のこころ第29回

29 わたしは激しく心を「動かされ」〜動詞ハーファフ〜
ホセア11:1〜9

(28「ヨセフの破滅に心を『痛める』ことがなかった動詞〜ハーラー〜」はこちら>>


聴取期限10/29
(約22分)

 

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今回のまとめ

●北イスラエル激動の時代に、預言者ホセアは「神の回心」を預言した
ハーファフ:「向きを変える」「変えられる」という意味をあらわす動詞
●度重なる神の呼びかけに対し全く変わらないイスラエルを、むしろそのまま受け入れてしまおうとする神の姿が聖書には書かれている。

 

ナガクラさんとナカガワくん

ナカガワ
今まで、「神様が思い直される」だとか「神様が回心する」とか、矛盾だと思ってたんです。だって「全能」なわけですから。

 

ナガクラ
確かにね。全能なら何もかも分かってる訳だし、後悔したりすることもなさそうだしね。

 

ナカガワ
そうなんです。でも、それって自分の思い上がりだったかもって・・・思ったんです。

 

ナガクラ
ん、どういう事?

 

ナカガワ
だって、これって人間の罪があったからこそ、神様が態度を変えてくださった訳じゃないですか。だから、「神様が矛盾を抱える」なんてことは、自分のせいじゃないかって。

 

ナガクラ
・・・そうなんだよね。
いつの間にか、僕達は自分の罪を見失っちゃうんだと思う。そうならないためにはどうしたらいいんだろうねぇ・・・?

 

ナカガワ
うーん・・・やっぱり・・・十字架・・・?

 

ナガクラ
もう一声!

 

ナカガワ
えーと・・・全能であるはずの神の子が十字架で殺された。
これって、やっぱり最大の「矛盾」だと思うんです。本当は、分かったフリなんて出来ない。それを見つめ続けないといけないな・・・と。

 

ナガクラ
そうだね。きっと、この神様のことって、僕たちがその「矛盾」を抱え続けていく中でしか、気づかないことが殆どなんだろうね。