39「栄える」~動詞サーハル~
イザヤ52:13~53:12
(38「『負われ』~動詞アーマース~」はこちら>>)
聴取期限1/7
(約22分)
●苦難のしもべの歌は大きく3つの段落に分けることができ、今回はその序段として、神がしもべの苦難を総括的に語っている箇所を取り扱う
●サーハル:旧約聖書に60回用いられている。「見る」「考えさせる」「栄える」などの意味を持つ。
●「栄え」の道をつくる神の計画とは、一体どういうものなのかという事が預言されている。
ナカガワ●
栄光というと、その字の通り明るく光り輝いている感覚だったんですけど…
ナガクラ●
どちらかといえば、逆のおどろおどろしい雰囲気だよね。
ナカガワ●
でも、こういったものが本来の「神の栄光」の姿なわけですよねえ。
ナガクラ●
「近寄りがたい」とかのレベルでなく、「おののく」ってね。やっぱり僕達のイメージにはないところだとおもう。
ナカガワ●
十字架は神の栄光のしるしだ!なんて言いますけど…
自分は果たしてそれを前にして「おののく」事があったかなあ…
ナガクラ●
じゃあなんで、今の僕達は「おののいて」いないんだろうね。逆に。
ナカガワ●
うーん、この聖書箇所を踏まえれば…
このお方がしてくださった事がしっかりとわかっていないから…ですかね?
ナガクラ●
というよりも、なぜこのお方がこんな姿になる必要があったのか、ということかな。
ナカガワ●
あ!つまり…私の罪…ですね。
ナガクラ●
その気づきをこそ、イザヤは預言の中で求めていた気がするなあ。