48「サタン」~名詞サーターン~
ヨブ1:1~22
(47「『幸いと呼ぼう』~動詞アーシャール~」はこちら>>)
聴取期限3/11
(約22分)
●ヨブの性格は、聖書箇所によって「理想的な信仰者」であったり、「神の不平を訴える者」と大幅に異なるのは何故なのか。
●「サタン」:「敵」「超人間的存在の敵対者」などの意味を持つ言葉
●人間は利益がなくても神を敬うのだろうか?という事が全体的なテーマ
ナカガワ●
サタンという単語は、いわゆる悪魔だけを指す言葉では無かったんですねえ。
ナガクラ●
そこから、何か考えた事とかはあった?
ナカガワ●
そうですね…
例えば、悪魔みたいな存在に全ての悪いことの責任を負わせればスッキリしますけど…
ナガクラ●
そう。ヨブ記はそういう話じゃないもんね。
話の終わりにサタンが報いを受けるわけでもないし。
ナカガワ●
いつの間にか、神様と人間が悪魔と対決する、みたいな構図で聖書を読んでたなって思うんです。
でも本質は、神様VS人間なのかなあ、と。
ナガクラ●
そうだね。それって、結局は「神と自分自身の戦い」なんだろうね。
そして、神様ご自身の方から、僕達の方に挑んでこられる。そういう「戦い」なんだなぁ。
ナカガワ●
「御言葉に真向かう」なんて言いますけど、本当にそこにあるのは、「私達の」じゃなくて、「神様の」戦いなんですね…。