昨年よりアメリカに渡り、病院でチャプレンとしてのスタートを切った関野和寛先生の新番組「主よ、人の絶望を担うキリストよ」が始まりました。
人種差別、貧富の格差、銃社会、そしてコロナ感染者が4千万人を超えるアメリカの病院。
体だけではなく、心の深い傷に苦しむ人々。
そんな現場に飛び込んでいった関野先生。
その初出勤の日、9人いる同僚と、担当する病棟についての話し合いが持たれ、それぞれの希望を紙に書くことに。
そこで関野先生が第一希望に書いたのは、なんと「コロナ病棟」!
一体なぜ?
この時、先生の心にはある言葉が響いていました。
それは、キリストが弟子のペトロを叱って言われた言葉
「サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。」(マルコ8:33)
先生を捉えたキリストの姿、その心に響いたキリストの声とは、どのようなものだったのでしょう。
このキリストが、出口の見えない闇の中で孤独を深める私たちに、今日語りかける声を、ご一緒にお聴きしたいと願います。