2/11 独りでいる交わり


江藤直純先生による番組ボンヘッファー著『共に生きる生活』を読む
2月12日放送の回は、
「ひとりでいる日―交わり」というタイトルです。

インターネットやSNSの発達。テレワークや、配送サービスの充実。
私達は、それを望むか望まないかに限らず、
独りで生きていく事が「出来てしまう」時代に置かれているように感じます。

しかしそれでも、
私達の「孤独ではいたくない」という思いは
ずっと変わらないのだと思います。
そしてうわべではその思いを誤魔化せてしまうところもあるので、
私達の痛みはよりそこで深くなっているのかも…しれません。

番組中、先生がボンヘッファーの言葉を紹介されていました。

「多くの人は、ひとりでいることを恐れて交わりを求める。」
「しかしその逆の命題もまた真であるー交わりの中にいない人は、ひとりでいることを用心しなさい。」
これは一体、どういう意味なのでしょうか。
それぞれ互いに相反するような言葉がどうして成り立つのでしょうか。

自分の歩みを振り返ってみても、
孤独に苦しみ、交わりを求め、しかし、それゆえにまた苦しむ。
それをただただ繰り返してきた私達の内には、
とても受け止めきれない矛盾であり、謎に思えます。

大きな苦しみを負いつつも、福音のため戦い続けた牧師、
ボンヘッファーが主イエスに求め、聞き、語った不思議。

そこに秘められた恵みを、江藤先生の導きから、

ぜひ私達もお聞きしたいと願います。