4/19 ウクライナ情勢ブチャ市より

 
主イエスの御復活を祝うこの時。
しかし、その喜びとは裏腹に、ウクライナへのロシアによる侵攻は今なお留まることなく、そして、報道される現実には目を覆うばかりです。

今回は、特に大量殺戮が行われたとされるブチャ市を訪れ、そこでの人々の痛みと祈りを分かち合って下さる現地スタッフからの報告をお届けします。
まさに死と隣り合わせの日々、破壊された街の只中で、主イエスの御復活のいのちは脈打っています。
 
この時、どうぞ皆様の日毎の祈りにお覚えください。
私共の主イエスが、この地を憐れみ、ご自身の平和を与えてくださいますように。
 

 
Igor Sereda氏(FEBCウクライナの番組制作スタッフ)
※4月14日、ブチャ市及びキエフ郊外の数都市を訪問した際のレポートより


ここには、何千という人が希望を失い、激しい心の痛みを抱えてやってきています。
今回、荒れ果てた街を訪問し、私は破壊された建物、破壊されたアパートやタンク、割れたガラス窓、通りをうろついている犬を見てきました。それらにも見慣れてしまいました。私達はまるで、映画の中を生きているような感じです。
 
その一方で、本当に驚かされているのは、喜んでこれらの街にやってきて、街をきれいにし、修理してくれている人々の姿です。何百人ものボランティアが助けに来てくれたのです。私はその方々の熱い想いに心動かされました。
 
この崩壊状況を目の当たりにして私は本当に辛いです。しかし、本当に大切なのは人です。何千人もの傷ついた心を癒やし立て直すのは、破壊された建物を再建するよりもずっと難しいでしょう。しかし、私達の神はそれを助けて下さると信じています。
 
どうか、ウクライナのために祈り続けて下さい。私達はここにいる方々と共に活動し、ここにいる希望を失い、心の痛みを抱えた方々のために働き続けます。
 
皆様に神様の祝福がありますように。