Web企画実験室3_01

歌で味わう御言葉黙想 第1回

今回味わう聖書の言葉

(復活したイエスは)それから、トマスに言われた。「あなたの指をここに当てて、わたしの手をみなさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。
ヨハネによる福音書20章27節


そもそも誰でも信じられることは信仰とは考えませんよね。つまり、信じたい、けれど信じられない…という揺れ動くところからこの御言葉を味わいたいと願って、3つの讃美歌を選びました。

どの歌が一番あなたの心に響くでしょうか?
フォームから1曲を選んでご回答ください!(回答は7/31まで)

候補1 現代受けは悪いかも? 聖歌539/新聖歌282「見ゆるところによらず」

 見ゆるところに よらずして
 信仰によりて 歩むべし
 何をも見ず また聞かずとも
 神の御約束に立ち 

 歩めよ信仰により 歩め歩め疑わで 
 歩めよ信仰により 見ゆるところにはよらで

>>よろしければ超意訳も

※評
文語も相まってちょっと強引な感じですが、でも見たら信じるという私たちにガツンとNo!という信仰のヤバさ?醍醐味?も感じる力強い歌です。


候補2 涙が石を砕く!?讃美歌248「ペテロのごとく」

 そむきまつりし おしえ子をも、
 あわれとばかり 見ましし主よ、
 み目にあふるる なみだをもて、
 石のこころを くだきたまえ。

>>超意訳

※評
頑なさを表す石と涙のコントラストが味わい深く、信じるからこそ裏切ってしまう人間の、その罪を見て、なおご自分へと招きつづけるイエス様への切実な祈りと感謝が込められた讃美歌です。


候補3 命がけの招きにどう応える? 教会福音讃美歌299「小羊なる主の招きにこたえて」

 うたがい恐れに 心がゆれても
 そのままゆだねて みもとに行きます

>>超意訳

※評
心が揺れる時、命がけで私を招いてくださるイエス様の招きだからこそ、私もそれに応えずにいられなくなる。そんな招きと、それに応える思いが伝わってくる歌です。

ご参加くださり、ありがとうございました!
第2回は7/22(火)より実施予定です。
結果は9月のWeb企画実験室でお伝えいたします。

超意訳:選者の主観丸出しの訳です

候補1「見ゆるところによらず」
 分かるもので判断するなら只の人。
 どん底で誰も何も頼れない時に、神の約束がわかるんだから。
 だから、疑いは一旦捨てなきゃ。 そこからしか、信仰は始まんない。
 だから歩め。大丈夫、必ず歩める。

候補2「ペテロのごとく」
 自信があったのに、逃げてしまった。 信じていたのに、見捨ててしまった。
 あの時のイエス様の眼差しを思い出す。
 本当は何一つ知らなかった。結局は自分のためだった。あの夜、後悔し激しく泣いた。
 しかし、そんな私を救うのは私の涙ではなく、あなたのあの眼差し、その目に溢れる涙です。

候補3「小羊なる主の招きにこたえて」
 知られたくない心のうち開きます 命がけの招きになら
 命かけて守られる、あなたの御翼の中で


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