「信じられない者と共に」

 


主イエスのご復活、おめでとうございます!
今年の放送は、日本キリスト教会高知旭教会の礼拝から
青木豊牧師によるイースターのメッセージをお届けしています。 

もちろん聖書もご復活のイエス様を語る箇所からなのですが、
今回お読みしたマルコによる福音書16章9節以下には、
弟子たちがご復活を「信じなかったこと」が何度も強調して描かれています。


「しかし彼らは、イエスが生きておられること、
そしてマリアがそのイエスを見たことを聞いても、信じなかった。」(11)

「この二人も行って残りの人たちに知らせたが、
彼らは二人の言うことも信じなかった。」(13)

「その後、十一人が食事をしているとき、イエスが現れ、
その不信仰とかたくなな心をおとがめになった。
復活されたイエスを見た人々の言うことを、信じなかったからである。」(14)


私はこのお話を聞くまで知らなかったのですが、
この14節の「おとがめになる」という言葉は、かなりきつい表現とのことで、
他の箇所では「罵る」とまで訳されるワードなのだそうです。

でも、不思議なことにその直後に
イエス様はこう語られるのですね。

それから、イエスは言われた。
「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。」(15)

一体何故でしょうか…?こんな不信仰で、かたくなな、
「信じられなかった者」たちに対してです。
しかしそこにこそ青木先生は、「誠に深い神様の知恵」がある、と語られます。
そして、この場面に私達自身の姿も重なるのではないか、と。

主イエス・キリストのご復活を祝うイースター。
この時、私達もまたこの方のまことのいのちにあずかる知恵を、生き方を、
ご一緒に求めていけましたら幸いです。