
「お前に何が分かる!」
今回の「コーヒーブレイク・インタビュー」では、ウクライナから一時帰国されていた、
ウクライナ宣教師、加古川バプテスト教会所属の船越真人先生にお話を伺いました。
母教会を設立したアメリカ人宣教師が、帰国後に旧ソ連の伝道のための働きをしておられて、その先生と合流したのがウクライナのオデーサだったんですよ。そのウクライナが20数年後にこういう戦争に巻き込まれる国となろうとは、まさか夢にも思いませんでした。
…戦争が始まった当日、朝6時前に4発のミサイルが撃ち込まれて、ものすごい爆発音がして。神様はどこにこの教会を、そして私たちを導いておられるのか。もう眼の前が真っ暗になりました。
いつ終わると知れないロシアとの戦争。
激化する戦火の中、教会のメンバーも、町に残る人、国の西部に避難する人に分かれ、
その双方を車で往復しながらギリギリの状況で礼拝を行う先生の生活がはじまりました。
当然徴兵される教会員もおり、仮に戦地から生還できても
とても大きなトラウマ、こころの問題を抱えている事が多いのだそうです。
彼らから「お前に何が分かる!」と言われるんです。あの地獄で神はどこにいたんだ?と。ここでは人の言葉は通用しません。それは私の知っている十字架が、綺麗に美化した都合が良い十字架だったのではないかと問われているということだと思うんですね。だから…
もはや人の言葉が通用しない、という極限の状態。
だからこそ、先生が頼るもの、求めつづけているもの、とは何でしょうか。
ぜひ、放送をお聞きくださいましたらと思います。
また、未だ続くこの戦争がすみやかな終結をみますように。
あなたにも、ぜひお祈り頂けましたら幸いです。