
「秘蹟的人間」
今回のFEBC特別番組では、英隆一朗神父の「秘跡的人間」の再放送をお送りします。
あまり聞き慣れない言葉、不思議なタイトルですが、
神父様はこのように語られます。
私たちは「秘跡的に物事を考える」必要があると思うのです。
信仰は、言葉だけで成り立っているのではありません。言葉に伴う私たちの「あり方」が大事なのです。私たちは人を信頼する時、その人の言葉だけを信じるというよりも、その人の生き方を信じるのではないでしょうか。マザー・テレサはその典型です。語る言葉はごくシンプルですが、彼女が「愛する」という言葉を発するだけで、私は圧倒されました。まさしく言葉と生き方が一緒なのです。
この後半部分だけを読めば、
ある意味で、とても当たり前の指摘であると思うのです。
発言と行動が一致している人の言葉は強いのだということ。
でも…キリスト者こそ知っているのではないでしょうか。
私たち自身の言葉や行動は、とても脆く、
時に嘘にすらなるということを。
だからこそ、神父様がここで提示されるのが「秘蹟」なのだと思います。
神様から与えられるわざ、秘蹟。
そこに根ざして生きるための道を、神父様とご一緒に求めたいと願います。