Web企画実験室3_03

歌で味わう御言葉黙想 第3回

今回味わう聖書の言葉

イエスはトマスに言われた。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」
ヨハネによる福音書20章29節

復活を信じる。それはこの目で見たら信じられるのでしょうか?

見ないのに信じる人は幸いと仰るイエス様の言葉を新しく知りたいと願って今回も讃美歌から3曲選んでみました。これ以外におすすめの讃美歌がありましたらアンケートの「その他」で教えて下されば幸いです。アンケートへのご協力をお願いいたします。(7/31まで)

候補1 私たちのシンソウ(真相or深層?)讃美歌21 453 「何ひとつ持たないで」

 何ひとつ持たないで 私は主の前に立つ。
 主の恵みがなければ ただ死ぬ他ない命。
 あなたが約束する 未来 待ち望む私。

>>よろしければ超意訳も

※評
信仰のポジティブさと自分が御前にある罪人という一見正反対のように見えるものが実は深く結びついていることを証言する力強い歌だと思います。


候補2 見えるってむしろ嵐なのかも 教会福音讃美歌173 「御霊は天より」

 御霊に満ちたる こころのうちに
 主はその御顔を 映したもうなり
 わが心しずかなり 嵐はやみて
 イエス君の御声のみ さやかに聞こゆ

>>超意訳

※評
ガリラヤ湖を渡るイエス様の姿を想います。私たちは見えると信じられると思っているけれど、実は逆かもしれません。その静かな喜びがじんわり心に響きます。


候補3 「ああ」これが礼拝! 教会福音讃美歌219 「ああ主のひとみ」

 ああ主のひとみ、まなざしよ、
 うたがいまどう トマスにも、
 み傷しめして「信ぜよ」と、
 招くはたれぞ、主ならずや。

>>超意訳

※評
印象的な「ああ」に色々な思いが詰まっている讃美歌です。信じているからこそ生まれる葛藤をトマスやペトロの姿に重ね合わせて歌い継がれてきた出会いの歌ですよね。

ご参加くださり、ありがとうございました!
各アンケートは7/31(木)まで実施しております。
結果は9月のWeb企画実験室でお伝えいたします。

歌で味わう御言葉黙想第2回はこちら>>

超意訳:選者の主観丸出しの訳です

候補1「何ひとつ持たないで」
 今、身一つでイエス様の前に立つ
 それは、私が死ぬ他ない存在だから
 しかし、あなたはそれを許されなかった
 その御心、あなたの約束だけが私の希望 確かな未来

候補2「御霊は天より」
 見えることを追い求める嵐の中に
 御霊が満ちてくる
 すると静けさが訪れた
 私は今見ている 見えない御顔を
 私は今確かに聞こえる 聞くことができないと思っていた御声を
 イエス様はこんなにも近くにいてくださる

候補3「ああ主のひとみ」
 ああ、この思いは言葉にならない
 主はトマスのように信じつつ疑うこの私と
 ご自分の傷、その痛みを分かち合ってくださるのだから
 私の全て知って、それでも私を招かれる
 その眼差しの中で
 


Web企画実験室アーカイブス

  1. 信仰は未知との遭遇―AI、そして人工音声―
  2. SNSの祈り―声なき声に応えるために