この世界は神のへりくだりに満ち

18世紀ドイツの神学者ハーマンの研究家、川中子義勝先生。
今月のFEBCアーカイブスでは、そのご研究を通して出会われた主イエスのお姿をお話下さいました。

「神は作家である」という言葉がハーマンの著作集の冒頭に出てきまして、神が世界を言葉をもって一つ一つ書き記していく、その意味で神は詩人で、その頂点にイエス・キリストがいらっしゃる…。人間にとって言葉は、ある意味では非常に不自由で、なかなか伝わりませんよね。でも神様は決して論理で人間と付き合っているのではなくて、むしろその言葉を通して神様が謙って、人間と言葉で付き合っていかれるんだとハーマンは述べています。この世界そのものが、そこで神が人間に語りかけてくださる、神のへりくだりなんだというのが、ハーマンが実際に聖書と出会って受けとめた一番深い思想だと思うんです。

この世界自体が、神様の語りかけであって、
なおかつ深いへりくだりの姿である…

自分の身の回りの傷んだ世界を見ていると、どこに神様がおられるだろうか。
ますますそのように思えてくる昨今です。
しかし、その苦しみの中にこそ、とことんまでへりくだり、共にあるお方、
十字架のイエス・キリストがおられるのかもしれません。

つまり聖書の言葉って、実は聖書の中だけではなくて、世界の様々な所に隠されていて、その世界は、神様ご自身が謙って造り、導き、一人ひとりの人を見ていてくださる場所なんだということ、それがハーマンが受けとめたことだと思います。

FEBCのラジオ放送では9月10日にお届けしましたこの番組。
この度、秋の新刊の「CD・FEBCアーカイブス」の一枚として
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この他にも、小林和夫先生「生きるとはキリスト」
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