人の業が尽き果てたところから―日本基督教団の実情を聞く

コロナウイルス感染拡大を受けての特別番組シリーズ「『時のしるし』を求めて」
今回は日本基督教団総幹事を務められている秋山徹先生にお話を伺っています。

 高齢化の現実は非常に大きな問題です。日基教団の場合、今、教会を支えている主要メンバーは70歳代で、一年に一つの教区が消える程の急速な教勢低下という深刻な事態にあります。各地の教区総会に出席しても、伝道所の廃止・教会の解散がいつも議題となり、そして将来見通しとして、教会財政は2030年には半分となる予測です。現実に、10年以上活動が無い教会や、信徒が一人もおらず建物が廃墟のようになっているところがいくつもあります。日基教団には約1700の教会がありますが、その約1割は休眠状態です。

教会の高齢化ということは、もうずっと言われてきたことですが、
ここまでシビアな状況になっているとは想像していない方も多いのではないでしょうか。

もちろん、この事態は今まで放置されてきたわけではありません。
伝道が足りないからという想いがあれば、更に伝道に励む牧師たちがおり、
活発に人を教会に呼び込もうとする働きが各地にありました。
しかし、目に見えるような成果が出ない。それが現実でした。

しかし、秋山先生はその「現実」こそが大切であると語られます。

ただ、一人の牧師として思うのは、「自分には力が無い」ということをこそ知らなければいけない。

無力さ。それは受け入れがたいことです。
しかし、その所からしか見えてこないキリスト教本来の福音があるのではないか。

この未曾有の状況におかれた日本のキリスト教世界。
そこに私達が生き続けるとはどういうことかを、ぜひご一緒に放送からお聞きしたいと願います。


FEBC特別番組「時のしるし」を求めて
秋山徹(日本基督教団総幹事)
聞き手:長倉崇宣

第六回 人の業が尽き果てたところから―日本基督教団の実情を聞く

(約50分)
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