今回の「交わりのことば―炭火が照らし出す再生の物語」では、
ミラノ賛美教会の内村伸之先生と、
ヨハネ福音書からの分かち合いのお時間をいただきました。
内村先生は説教の構成を考える時に、映画監督になったつもりで
聖書の物語の情景をこころの中に思い浮かべるのだそうです。
たとえば…
このシーンはこういう空気感で、
カメラはどのように動いて、
そして、その時主イエスはどのようなお顔をしておられるか。
イエスはシモン・ペテロに言われた。「ヨハネの子シモン。あなたは、この人たちが愛する以上に、わたしを愛していますか。」ペテロは答えた。「はい、主よ。私があなたを愛していることは、あなたがご存じです。」イエスは彼に言われた。「わたしの子羊を飼いなさい。」(ヨハネ21:15)
十字架の傷を負いながら、ご復活された主。
裏切ったペテロの前に再び現れてくださった主。
果たして、向かい合う彼らはどのような姿だったのだろうか?
でもそういった俯瞰の問いをし続ける中で見落としてはならないのは、
同時に私自身もその聖書の物語の登場人物の一人である、
ということなのですよね。
やはり内村先生も、
ご自身を不思議とこの再生の物語に見出されます。
それは特に「神など信じない」とずっと公言していた
お父様との傷だらけの関わりにおいて…
あなたはどうでしょうか。
もしどこかの「傷」がうずくなら。
あなた自身の再生の物語も
この聖書から見出すことができますように。
ぜひ共に放送をお聞きください。
