大豊作

旅の音、心の音(ね) 
加藤修三(FEBCスタッフ)
10月18日(水)放送 「第25回『大豊作の心得・宇都宮松が峰教会』」(ルカ10:1~9)

FEBC月刊誌2023年10月増刊号記事より

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日光華厳の滝と中禅寺湖を巡って、宇都宮へ。
夕食の餃子に舌つづみを打ったあと、街歩きをぶらり。
すると、近代ロマネスク様式の教会がライトアップされていた。

聖堂の中は窓から夜風が入り、外の蒸し暑さを少し忘れさせてくれる。

ステンドグラスの傘の中で光る電球の明かりに照らされ、今日の聖書の言葉を味わう。


その後、主はほかに七十二人を任命し、御自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた。そして、彼らに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに小羊を送り込むようなものだ。財布も袋も履物も持って行くな。途中でだれにも挨拶をするな。どこかの家に入ったら、まず、『この家に平和があるように』と言いなさい。
(ルカ10:1~5)


そこは、人の功徳も及ばない。
どんなに尊くても、挨拶や心配りや財布じゃ、役に立たない。

「平和があるように」。
自分でちゃんとやらなきゃいけないと思いこんでしまう私たちへのイエス様の声。

「大豊作だ、収穫の主に共に祈ろう」という御声が、今日ここに響く。

 (文責・月刊誌編集部)

 



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