「交わりのことば―渇望こそキリストの平和」
今回、お話をお伺いしたのは、日本メノナイト教会協議会
日本メノナイト帯広キリスト教会牧師の伽賀由先生です。
人間の知恵、思いやり、努力による共栄共存。
そんな私達が持っていたユートピア的な「平和」の願いは、
ウクライナで続く戦争、そして次々新たに勃発する戦火の報によって
大きく踏みにじられています。
喪失感の大きさに途方に暮れる私達です。
しかし、このような時だからこそ神を問い、平和とは何かを問う。
伽賀先生はそのようにお話くださり、
聖書を開いてくださいました。
しかしあなたがたは、以前は遠く離れていたが、
今や、キリスト・イエスにおいて、キリストの血によって近い者となったのです。
実に、キリストはわたしたちの平和であります。
(エフェソの信徒への手紙2章)
今や、キリスト・イエスにおいて、キリストの血によって近い者となったのです。
実に、キリストはわたしたちの平和であります。
(エフェソの信徒への手紙2章)
「キリストを利用した平和」でもなく、
「キリスト的な平和」でもない。
なんと、キリストそのものが平和。
ご自身の和解の体験のお証を通し、
「これは、人間にはできないこと、とんでもないこと」
と語る先生。
大きな破滅の力に怖気づき、無力をおぼえてしまう私達です。
しかし、このような時だからこそ、
主なる神からすでに与えられている「キリストの血による特別な恵み」を
今一度思い起こし、新しく立ち上がらせていただきたいと願います。