主イエスのご降誕、おめでとうございます!
今年の放送は、日本キリスト教会高知旭教会の礼拝から
青木豊牧師によるクリスマスのメッセージをお届けします。
「夜は更け、日は近づいた。」(ローマ13:12a)
普通に読むと、「明けない夜は無い」
というような励ましの言葉として受け取ってしまいそうなこの表現。
しかし青木先生は、パウロは決してそのようなことを
言おうとしたわけではないのだと語ります。
そして、これは人間が理解しているような時の在り方ではないのです、と。
確かに私達が経験する人生の暗闇というのは、
時間が経てばなんとかなる、というものでは無い事が多いように思います。
むしろ放っておけばどんどん酷くなるような…
そもそも自然になぞらえるなら、一度夜が明けたとしても、
またその度に夜がやってきますしね。
では、ここで語られる「時」とは。
ここでパウロは、私たちが生きている時の流れとは別に、
向こうからやってくる時、つまり、神の側からやってくる時を見ているんです。
光輝く昼が、向こう側からやってくるのだ、と。
クリスマスの祝い。
それすらも、冬のいつもの決まりきった年中行事のようにしてしまう私達です。
でも、本当はそうではない。
世界中で闇が一層深まるように思える現代のこの時。
それに対して、だからこそ、神の側からやってくる時。
クリスマスの恵みは、光輝く昼は、イエス・キリストは。
今全く新しく、より力強く、あなたに迫っています!