この1月からの新番組、
「生誕95周年記念・朗読『真夜中に戸をたたく キング牧師説教集』より」
はお聞き頂けましたでしょうか。
通称「キング牧師」。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師は、
1929年にアメリカのジョージア州アトランタに生まれ、
1960年代の公民権運動でも大変重要な働きをされた方です。
差別のない未来の希望を語ったスピーチでの
“I have a dream”というフレーズは特に有名ですね。
苦難の果てに暗殺され、39歳の短い地上の生涯でしたが、
名演説のみならず、人の心を打つ多くの説教を遺したキング牧師。
この番組では、いまだ色褪せぬその簡潔で力強いメッセージを、
再び混迷と争いの闇が深まっている今だからこそ、
皆様と改めてお聞きしたいと願います。
「イエスが、あなたの敵を愛せよと言われる究極の理由を考えてみたい。それは、愛はそれ自身の中に、贖罪の力を秘めているから、ということである。そこには究極的に個々人を変える力があるのである。だからイエスはあなたの敵を愛せよと言われるのである。愛には我々がまだ発見していない或る力があるのである。愛が唯一の道である。イエスはその事を見出していた。キリストにあっては東も西もない。彼にあっては北も南もない。あるのは一つの大いなる愛の交わりのみ。全世界を通じて一つのみ。道はこれしかないのである。…」
（18日放送「あなたの敵を愛せよ」より）
また、朗読番組後のミニコーナー「彼の声はこの胸に」では、
キング牧師のみならず、当時のアメリカ社会についても通暁しておられる
ゴスペルシンガーの塩谷達也さんに各回の解説・お分かちをお聞きしています。
ぜひ併せてご聴取ください。
