3/22 首都キエフよりセルゲイ・ナクール牧師のメッセージ

 
日を追うごとに混迷と緊迫の度合いを深める、ウクライナ情勢。
伝えられる様子をテレビ等で目にするたびに、胸がふさがります。
 
このような中で、ウクライナの首都キエフに留まっておられる牧師から、メッセージが届けられました。
今、私達は主イエスの受難を思う時を過ごしております。
人間の罪を思わないではいられないこの時、主イエスの十字架の前に、私達の罪と嘆きを注ぎだすことが出来ますように。
 

 
セルゲイ・ナクール牧師(ウクライナの首都キエフの牧師、FEBCウクライナの番組出演者)


「皆さん。私はこれまでに何度も尋ねられました。
『セルゲイ牧師、この戦渦の中でどのようなことを経験なさいましたか?』と。
私は、たった一つの、力強いそして素晴らしい言葉を皆さんにお分かちしたいと思います。

インマヌエル。

神は、私達と共におられる。
主イエスは、インマヌエルなのです。
そして、神は私と、今ここに、共におられます。
これから申し上げることを、どうか注意深くお聴き下さい。これは、私の心の奥から溢れ出し、そして今現在、私の心の奥に深く根ざしていることなのです。
 
もし彼が私達のために死なれたのなら、どうして今、私達と共に生きてくださらないことがあるでしょうか!
もし彼が私達のために苦しまれたのなら、どうして今、苦しんでいる私達と共に生きてくださらないことがあるでしょうか!
もし彼が、私達人間が流すのと同じ涙と共に私達のために祈ってくださるのなら、どうして今、私達と共に泣いてくださらないでしょうか!
 
これは、実に素晴らしく、実に大切で、実にこの現実を超えるほどに、私にとって、そしてウクライナの人々にとって、重要なことなのです。
主イエスは私と共におられる。今ここに、そして永遠に、です。

この現実を超えて、主イエスは今ここに現存し給う御方なのです。」